東北大学災害科学国際研究所 災害文化アーカイブ研究分野 災害文化研究室

災害文化研究分野では、過去の自然災害の記録・記憶を探り、
地域の歴史や風土を知ることから防災を考え、研究を進めています。

そこから、この列島に住む人々の災害観や自然観、生命観などに基づき、
人々の生活文化を守るための防災の在り方を考えていきます。

このページでは実施中の研究や過去の実績、開催予定のイベント等をご紹介しています。

新着情報

シンポジウム「歴史が導く災害科学の新展開Ⅵ―文化遺産を守り伝える新たな技術―」

2023年1月、東北大学災害科学国際研究所、奈良文化財研究所、文化財防災センターによる連携研究協定が締結されました。この締結のキックオフとして、シンポジウム「歴史が導く災害科学の新展開Ⅵ」を開催いたします。

東日本大震災の教訓から文理融合による防災・減災技術の研究を展開する災害科学国際研究所、文化財の学際的・総合的な調査研究を推進する奈良文化財研究所、自然災害から文化財を守るための体制構築のための事業を展開する文化財防災センター、3者がこれまで取り組んできた文化遺産を守るための最新の技術やデータについて報告するとともに、現在災害科学国際研究所と連携して文化遺産の防災・減災に取り組んでいる防災科学技術研究所、岩手県立博物館における新しい取組についても報告します。また、それぞれの機関が連携することで、膨大かつ多種多様な文化遺産を守り伝える方法について議論します。


(1)日時:令和5年2月24日(金)13:45~16:30

(2)会場:東北大学災害科学国際研究所 1F 多目的ホールおよびオンライン(ハイブリッド形式)

(3)シンポジウム参加申し込みフォーム:
https://forms.gle/Hr93WZX9LRLskkeE8(申込期限:令和5222日(水)12:00) 




【報告】

・蝦名裕一(東北大学災害科学国際研究所)
「文化遺産防災マップの作成と活用」

・村田泰輔(奈良文化財研究所)
「考古資料による潜在化したハザードの見える化と歴史災害研究」

・上椙英之(文化財防災センター)
「災害文化としての自然災害伝承碑」

・鈴木比奈子(栗駒山麓ジオパーク推進協議会専門員)・三浦伸也・佐野浩彬・水井良暢・半田信之・吉森和城(国立研究開発法人防災科学技術研究所)
「地理空間情報で文化遺産を保全する」

・目時和哉(岩手県立博物館)
「防災マップの共同制作による地域の文化遺産防災力向上に向けた取組―岩手県の事例報告」

【コメント】
・金田明大(奈良文化財研究所埋蔵文化財センター長)
・建石徹(文化財防災センター副センター長)


主催:国立大学法人東北大学災害科学国際研究所
   独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所
   独立行政法人国立文化財機構文化財防災センター






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